新築住宅のキッチンの失敗事例6選!後悔しないポイントやオプションも

新築住宅のキッチンの失敗事例6選!後悔しないポイントやオプションも

この記事では、新築のキッチンについて、失敗事例を挙げながら解説していきます。

新築を建てた際にはキッチンにこだわる人は少なくありません。しかしキッチンは、家づくりの仕様を決める上で失敗しやすい設備ともいわれています。

この記事では、キッチン選びで失敗しないために、後悔しないポイントやキッチンにおすすめのオプションについて解説します。新築の購入を検討している人には、ぜひ本記事を最後までお読みください。

【この記事でわかること】

● 新築のキッチンでよくある失敗事例

● 新築のキッチンで後悔しないためのポイント

● 新築の代表的な種類

● 新築のキッチンにおすすめのオプション

新築のキッチンでよくある失敗事例6選

ここでは、キッチン選びで後悔しないために、よくある失敗事例に関して紹介していきます。

  • 収納が足りなかった
  • 必要な設備まで削ってしまった
  • 使いにくい動線になった
  • 配線計画が悪かった
  • キッチンの種類が合わなかった
  • キッチンの高さが合わなかった

失敗事例を知って対策し、より納得のいくキッチン選びにつなげましょう。

収納が足りなかった

キッチンに必要な収納が足りなかったという失敗はよく見られます。

おしゃれなキッチンはシンプルなデザインが多く、壁に直接調理器具をかけるタイプも少なくありません。こうしたデザインのキッチンは住宅展示場にも使われていることが多く、オリジナル性も高いため非常に人気があります。

しかし、鍋やフライパンといった調理器具を収納する場所が少なく、後から棚を追加するケースも少なくありません。デザインだけを重視するのではなく、収納力も注視すべきといえます。

必要な設備まで削ってしまった

キッチンは設備の中でもコストが高いため、費用を抑えるために必要な設備まで削ってしまうという失敗もよく見られます。

しかし、換気扇やコンセントなど必要不可欠な部分まで削ってしまうと、家事の効率が悪くなってしまいます。効率を改善するために追加工事をすることになり、キッチンを新調しなければならないこともあるため注意が必要です。

使いにくい動線になった

動線が最適化されておらず、使いにくくなってしまったという失敗もあります。

キッチンの形状は一般的なI型からL型、アイランドキッチンなどがあり、それぞれの形状に合った間取りにする必要があります。

食材の保管・下準備・調理・片付けまでの一連の流れに沿って、冷蔵庫・シンク・コンロ・食洗機などを配置することが理想です。これにより、無駄な動きを減らし、調理の効率を上げられます。

実際に自分が住むことを考慮して、自分に合った配置にするのがおすすめです。

配線計画が悪かった

料理を効率良く行うためにも、配線計画は重要です。キッチン周りの配線計画が悪いと、家電を使う度にコンセントを抜き差しすることになり、ストレスを感じてしまうでしょう。

また、水を使うキッチンでコンセントを頻繁に触ることには、漏電のリスクがあります。このことからも、キッチン周りの配線計画は十分に検討すべきといえます。

キッチンの種類が合わなかった

キッチンにはさまざまな種類があり、大きさや作業スペースの幅などが商品によって変わります。使用方法によって適したキッチンは異なることから、キッチンの種類・特徴はある程度押さえておくことが大切です。

例えば、アイランドキッチンは、作業スペースが広く見映えも良いことから人気のキッチンです。しかし、物が作業スペースに溢れやすいため、片付けの頻度は通常のキッチンよりも多くなってしまうでしょう。

このように、キッチンにはそれぞれメリットとデメリットがあることを知っておく必要があります。自分に合ったキッチンを選べるように、キッチンの種類ごとの特徴は把握しておきましょう。

キッチンの高さが合わなかった

キッチンの高さはある程度変更できますが、85cmであることが一般的です。

しかし、人によって快適な高さは異なり、場合によっては踏み台を使うことになるほか、腰を傷めるトラブルにつながることもあります。

そのため、キッチンを選ぶ際には必ずショールームなどで高さを確認しておく必要があります。

新築のキッチンで後悔しないコツ

新築のキッチンで後悔しないためには、いくつか押さえておくべきコツがあります。

  • 必要な設備・欲しい設備に分ける
  • 欲しい設備には優先順位を付ける
  • ”ワークトライアングル”で配置を考える
  • コンセントの数と位置は使う家電から考慮する
  • 実物を見て自分の使いやすいキッチンをイメージする

上記5点を順番に見ていきましょう。

必要な設備・欲しい設備に分ける

キッチンで後悔しないためには、要望に優先順位を付けることが重要です。必要な設備と欲しい設備に分け、必要な設備の導入を真っ先に決めることで、失敗しないキッチンになりやすいといえます。

また、キッチン周りの設備は魅力的な商品が多いことから、本当に必要かどうかは家族で話し合いながら決めることをおすすめします。

欲しい設備には優先順位を付ける

必要な設備と欲しい設備に選別した後は、欲しい設備にも優先順位をつけることがおすすめです。

キッチンの設備にはタッチレス水栓や食洗機といった家事の効率を良くする設備もあれば、地震の際に棚をロックするという安全のための設備もあります。

設備によって用途が異なるため全て採用してしまいたくなる人もいます。しかし、全て採用してしまうと、予算をオーバーするリスクが高まってしまいます。

設備のラインナップを確認した後は欲しい順番に検討することが重要です。

”ワークトライアングル”で配置を考える

ワークトライアングルとは、コンロとシンク、冷蔵庫を結んだ動線のことです。ワークトライアングルが適切な形でないと、キッチンの使い勝手が悪くなってしまいます。

ワークトライアングルは、3辺の合計を600cm以内に抑えるのが理想的です。3つの設備の配置を意識することで効率良く料理ができるキッチンになり、家事のストレスを減らせます。

キッチンの配置を検討する際には、ワークトライアングルを意識しておくことも重要です。

コンセントの数と位置は使う家電から考慮する

コンセントの数と位置は快適なキッチンにするために重要なポイントです。そのため、現在保有している家電の数や配置を考慮して決めるのがおすすめです。

将来家電が増える可能性がある場合は、増やす予定の家電の配置も考慮し、コンセントの配線計画を立てる必要があります。

実物を見て自分の使いやすいキッチンをイメージする

ショールームや展示場でキッチンの実物を確認し、高さや作業スペースの幅などを確認した上で選ぶのがおすすめです。

実際に見ることでカタログではわからない部分を確認でき、細かい部分も把握できます。

実物を確認するという一手間をかけることで、キッチンを使用する際の具体的なイメージを持て、失敗を減らすことにつながります。

新築のキッチンの主な3種類

ここでは、新築で導入される主なキッチンを3種類紹介します。

  • アイランドキッチン
  • 対面キッチン
  • 壁付けキッチン

順番に見ていきましょう。

アイランドキッチン

アイランドキッチンとは、壁や柱がなく、「島」のように独立しているキッチンです。

キッチンの周りを回遊できることから動線が良く、作業スペースも広いため家事がしやすい特徴があります。

また、作業スペースはそのまま料理を配膳するスペースにもなることから、ホームパーティーを開催する人に向いています。

その一方で、キッチンの中でもコストが高く、リビングに面して設置されることが多いため臭いが気になる人もいるため、注意が必要です。

対面キッチン

対面キッチンは調理をしながらリビングに視線を向けられるキッチンのことです。アイランドキッチンも対面キッチンの1種です。

アイランドキッチンとは異なり、対面キッチンは柱や壁があり、主にコンロの裏側が柱や壁になります。そのため、臭いがリビングに充満しにくい特徴があります。

また、ワークトライアングルも意識しやすいため、選ばれやすいキッチンです。

壁付けキッチン

対面キッチンはリビングを向いているのに対し、壁付けキッチンはリビングを背にして調理することになります。

そのため、対面キッチンよりもリビングを広く設計できるという特徴があります。

その一方で、棚が少なくなり収納が少なくなるデメリットもあることから、収納を確保する工夫が必要です。

新築のキッチンの使いやすいサイズ

キッチンを選ぶ際にはそれぞれ最適な大きさがあることから、自分に合ったサイズを意識することが重要です。

ここでは、一般的に最適とされる各設備のサイズについて解説します。

  • 間口
  • 奥行き
  • 通路の幅
  • ワークトップ

上記4点を順番に見ていきましょう。

間口

間口とはキッチンの横長部分となっており、180〜330cmで設定するのが一般的です。

この幅にシンクと作業スペース、コンロが設置されます。

コンロの大きさは規格で概ね59cm×59cmです。残りのスペースで、シンクと作業スペースのバランスが良いキッチンを選ぶことが重要です。

奥行き

キッチンの横幅が間口に対し、縦幅が奥行きです。奥行きは65cmが一般的であり、これよりも拡大する場合には特注となる場合もあるため注意が必要です。

通路の幅

通路の幅に明確な規定はありませんが、100cm前後が一般的です。

キッチンを複数人で同時に使うケースや広々と使いたい場合は、100cm以上の幅が必要となります。そのため、家族でショールームに出向き、実際の幅を確認しながら決めることをおすすめします。

ワークトップ

キッチンのワークトップとは、調理台やコンロを置く天板のことです。ワークトップを広くすることで、より広いシンクや作業スペースを確保できます。

また、ワークトップにはさまざまなサイズや素材があるため、自分に合った種類のものを選ぶことが重要です。

カタログやショールームでワークトップを確認し、最適なサイズ・素材選びを意識しましょう。

新築のキッチンにおすすめのオプション6選

ここでは、新築のキッチンにおすすめのオプションを紹介します。

  • ディスポーザー
  • ハンズフリー水栓・タッチレス水栓
  • 食器洗い乾燥機
  • セラミックのワークトップ
  • 昇降式吊り戸棚
  • パントリー

それぞれ魅力的なオプションであるため、特徴をチェックした上で導入を検討してみてください。

ディスポーザー

ディスポーザーは生ごみを粉砕し、直接排水口から排出できる設備です。

生ごみの量が減ることから臭いを気にすることがなくなり、虫対策としても有効です。生ごみの処理を減らしたい人におすすめの設備です。

ハンズフリー水栓・タッチレス水栓

水栓に触れず水を出せるハンズフリー水栓やタッチレス水栓を設置することで、効率良く料理できます。

さらに一定水量で自動停止することから、出しっぱなしにしてしまったときに水を無駄にすることもありません。

また、水栓部分も汚れにくいため、掃除が簡単になる利点もあります。

食器洗い乾燥機

食器洗い乾燥機は、使った食器や調理器具をそのまま入れておけば自動で洗浄してくれる設備です。片付けの手間を減らせます。

また、乾燥機能もついており、食洗機からそのまま取り出し、料理に使用することも可能です。

手洗いよりも節水効果が高いとされているため、節水と片付けにかかる時間の短縮を両立できます。

セラミックのワークトップ

セラミックは強度が高いことから傷がつきにくいため、ワークトップをセラミックに変更する人もいます。

天板をいつまでもキレイに使いたい人にとって、セラミックのワークトップはおすすめです。

昇降式吊り戸棚

吊り戸棚は収納力が高い一方で、高い所から調理器具を降ろす際に手間がかかってしまうデメリットがあります。

引き下ろしできる昇降式吊り戸棚は、力をかけずに使用でき、身長が高くない人でも調理器具が取り出しやすいという特徴があります。

パントリー

パントリーは、乾物や消費期限の長い食料品を保管しておくのに便利です。収納が少ないキッチンの場合には、さらに効果的です。

そのため、収納の多さによってパントリーの設置を決めることがポイントです。

新築のキッチンは失敗事例から学んで成功させよう

新築のキッチンを検討する際には失敗事例から学ぶことが重要ですが、それぞれの特徴を踏まえた上で検討することもポイントです。

アイフルホームではお客様に合ったキッチン事例を紹介しながら、適切なキッチン選びのアドバイスをしています。キッチン選びで失敗したくない人は、アイフルホームまでお問い合わせください。

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※金利や制度は2023年11月時点のものです。

コラム監修者情報

木場昌也

二級建築士/ 1級施工管理技士
【現場管理】注文住宅・店舗 110棟
【販売】注文住宅 79棟

入社歴23年。8年現場監督経験を経て営業職に。
震災後は県内の品質管理、着工数の平準化を図るため工事管理職に従事。また注文住宅の安定供給、品質賞の受賞に携わる。
その後、ZEH普及、高気密・高断熱商品の開発、販売、店長職を兼任。

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