ファミリークロークとは?そのメリットと導入のポイント
収納スペースがいつも散らかりがちで、「家族全員が使いやすい収納方法ってないかな?」と感じたことはありませんか?
特に忙しい毎日では、家族全員が一箇所でサッと物を片付けたり取り出せる仕組みがあると、ぐっと家事がラクになりますよね。
そこで近年注目を集めているのが「ファミリークローク」です。新築やリフォームの家づくりの際に、取り入れる人も増えています。
この記事では、ファミリークロークの基本的な特徴と、導入することでどんなメリットがあるのか、さらに失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
今回の記事のポイント
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作成日:2024/10/29
更新日:2024/11/3
目次
ファミリークロークとは?その役割と使い方
ファミリークロークとは、家族全員の荷物や洋服を効率よく収納できるスペースのことで、各自の物を分散させずに一箇所にまとめられるのが特徴です。
日々の家事負担を軽減し、家族それぞれが自分の物を出し入れしやすくなるような空間に設計されています。
ファミリークロークがあることで、「家族の動線に合わせた収納」が可能になるため、家中の片付けがラクになり、部屋全体がスッキリ見えます。
また、季節によって頻度が変わる物の出し入れもスムーズになり、時間や労力を節約できます。
ファミリークロークとウォークインクローゼットの違い
ウォークインクローゼットも収納スペースとして人気がありますが、ファミリークロークとは用途が異なります。
ウォークインクローゼットが主に寝室などに設置され衣類や個人の持ち物を収納するのに対し、ファミリークロークは家族全員が共有する収納場所です。
家族の動線や各自の使いやすさを考慮して作られるため、ただ「収納する」だけでなく、「誰でも取り出しやすく片付けやすい」ように設計されるのがポイントです。
ファミリークロークが求められる理由とは?
ファミリークロークが注目される理由は、家族全員が自然と片付けられる仕組みづくりが可能だからです。
たとえば、リビングや玄関に近い場所にあることで「いつでもすぐに収納」でき、また頻繁に使う物もサッと取り出しやすくなります。
特に、小さなお子さんがいる家庭では、「子どもが自分で片付けられる場所」としての機能も果たします。
家族が各自の物を取り出しやすく、しまいやすい配置を考えることで、自然と部屋がスッキリしやすくなるのがファミリークロークの魅力です。
アイフルホームは多様な商品、プランを用意しています。そのため「ファミリークロークを設置したい!」といったこだわりを実現することができます。
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ファミリークロークを導入するメリット
ファミリークロークには、収納の量が増える、家族全員の片付けが楽になるなどのメリットがあり、暮らしの質をアップする良い工夫が凝らされています。
特に、日々忙しい家庭では「物を家の中のどこに置いたか忘れて探す手間が省ける」「玄関やリビングが常に整頓されて見える」といった点でおすすめで、使い勝手が良く、心地よい住環境づくりに貢献します。
ここでは、ファミリークロークの具体的なメリットを3つご紹介します。
収納力と片付けやすさが向上する理由
ファミリークロークを導入する最大のメリットは、圧倒的な収納力です。特に、扉付きの設計にすることで、収納物を隠して部屋全体をスッキリと見せることができ、見た目も整った空間になります。
通常、家族の持ち物はそれぞれ個人で別のクローゼットや棚に分散されがちですが、ファミリークロークならそのすべてを一箇所にまとめることが可能です。
特に、玄関近くに設置されることが多いため、帰宅後すぐにバッグや上着を収納でき、リビングや他の部屋に物が散らかりにくくなります。シューズクローゼットを広く取ってファミリクロークを兼用している家もあります。
また、収納スペースの仕切りや収納ボックスを活用することで、「使う物」「季節ごとの物」「子ども用」と分けて整理しやすくなります。
こうすることで、「どこに何があるか」が一目で分かり、片付けの手間も省けるため、家族みんなが自然と整頓しやすい環境が整います。
家族の生活動線をスムーズにする工夫
ファミリークロークを玄関やリビング、ランドリールーム、または廊下に近い場所に配置することで、家族全員の「生活動線」がスムーズになります。
例えば、朝外出する際にはそのままクロークから必要なものを持ち出し身支度を整えて、帰宅後は同じ場所に戻すだけで済むため、通り抜けができるなど生活動線のスムーズさアクセスの良さから「あれはどこにしまった?」と探す手間が大幅に減ります。
さらに、ファミリークロークは高さや奥行きも工夫できるため、子どもが自分で片付けやすい高さに棚を配置することも可能です。
ファミリークロークを設ける場所によっては洗濯した後にすぐ片付けることができたり、「片付けやすい導線」があることで、日常的な整理整頓の習慣も自然と身につきます。
子育て世代やファミリーにぴったりな理由
子育て中の家庭や多忙なファミリーにこそ、ファミリークロークは理想的な収納方法です。
特に小さな子どもがいる場合、「子ども用の靴」「通園バッグ」「おもちゃ」など、日常的に使用頻度の高い物をすべて一箇所にまとめられることで、家事や育児の効率が向上します。
さらに、ファミリークロークは家族の「共同スペース」として活用できるため、家族みんなが整理整頓に関与する習慣が身につき、結果的に部屋全体の片付けがラクになるでしょう。
ファミリークロークのデメリットと注意点
ファミリークロークは非常に便利な収納方法ですが、メリットばかりではありません。
建築の計画の段階で家族それぞれの使いやすさや生活導線を考慮した設計が必要で、生活スタイルに合わない可能性についても理解しておくことが大切です。ここでは、ファミリークロークのデメリットや注意点を解説します。
家族それぞれの使いやすさの配慮
ファミリークロークの設計で失敗しやすいのが、「家族それぞれの使いやすさ」を配慮していない間取りになってしまう点です。
ファミリークロークは家族全員が使用するため、例えば身長に合った収納の高さや、動線の配慮が必要になります。
特に収納スペースの奥行きを深くしすぎると、奥の物が取り出しにくく、逆に散らかりの原因となることも。
さらに、仕切りや収納ボックスのサイズもよく考える必要があり、「思ったより物が入りきらない」というケースも多く見られます。
収納スペースと生活導線のバランス
ファミリークロークは、収納スペースと生活導線のバランスが大切です。大きな収納力を持たせようとすると、広いスペースが必要になるため、他の居住スペースが圧迫されるリスクもあります。
導入に際しては、収納スペースにどれだけのスペースを割けるか、生活導線を確保しながらレイアウトできるかも重要です。
また、ファミリークロークを玄関やリビングに設置すると、家族全員が頻繁に出入りするため、その分「使いやすさ」が欠けないように設計する必要があります。
もし、ファミリークロークの不安や費用についての疑問があれば、気軽に相談できるスタッフがいるモデルハウスに体験、相談しにきてください!
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ファミリークローク導入後の維持のコツ
ファミリークロークは導入するだけでなく、将来にわたって長く快適に使い続けるために日頃の管理と工夫が必要です。
日々の整理整頓や定期的なメンテナンスを行うことで、収納の乱れを防ぎ、片付けがしやすい状態を保てます。
ここでは、維持管理をスムーズにするために必要な収納の知識や工夫をご紹介します。
使いやすさを保つための整理整頓術
ファミリークロークの使いやすさを保つには、定期的な整理整頓が欠かせません。
まず、物を使う頻度に応じて収納場所を見直し、使用頻度の高いものは取り出しやすい位置に配置しましょう。
また、季節ごとに物の入れ替えを行うことで、不用品や使用頻度の低い物がクローク内に溜まるのを防げます。
定期的なメンテナンスの方法とコツ
ファミリークロークの維持には、定期的なメンテナンスが大切です。
例えば、棚や引き出しの汚れやホコリを定期的に拭き取るだけでも、たくさんの物が収納しやすく、衛生的に保たれます。汚れが目立ちにくく掃除がしやすい壁紙を選ぶことで見た目にも綺麗な空間を維持することができます。
また、使用状況に応じて収納方法を見直し、「あまり使わない物は収納位置を奥にする」「壊れた収納アイテムは修理・交換する」などの工夫を取り入れることで、いつも快適な状態が維持できます。
季節の変わり目や年末などに見直しのタイミングを作ると、整理がスムーズです。
ファミリークロークとは?まとめ
今回の記事では、ファミリークロークの概要と、導入するメリット、そして実際に導入する際の注意点と維持管理方法についてご紹介しました。
ファミリークロークを活用して、家族全員が整理整頓しやすい環境を作り、片付けにかかる負担を減らしてみてはいかがでしょうか?
アイフルホームでは、お客様のご希望に寄り添いながら、暮らしやすい家づくりを提案しています。
マイホームをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
コラム監修者情報
木場昌也
二級建築士/ 1級施工管理技士
【現場管理】注文住宅・店舗 110棟
【販売】注文住宅 79棟
入社歴23年。8年現場監督経験を経て営業職に。
震災後は県内の品質管理、着工数の平準化を図るため工事管理職に従事。また注文住宅の安定供給、品質賞の受賞に携わる。
その後、ZEH普及、高気密・高断熱商品の開発、販売、店長職を兼任。