20代でもマイホームは購入できる!住宅ローンや借入額を徹底解説
マイホームの購入は、人生の中でも大きなイベントの一つですが、購入のタイミングに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
最適なタイミングは人それぞれ異なり、現在の暮らしはもちろん、将来の暮らしの変化も考慮しなければなりません。
そこで今回は、20代でのマイホーム購入について解説します。
年齢により購入を迷われている方は、ぜひとも最後までお付き合い下さい。
20代でもマイホームは購入できる
20代でもマイホームの購入は可能です。
購入には多くの方が住宅ローンを利用しており、長く続く低金利も、年収の低い20代のマイホーム購入を後押ししています。
2020年度の「フラット35利用者調査」によると、30歳未満の利用者割合は15.3%であり、30代・40代より少ないものの、珍しい話ではありません。
20代の人が住むマイホームの選択肢
20代の人が住むマイホームは大きく分けると、以下の通り分類されます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
・戸建住宅
・賃貸住宅(賃貸アパート・賃貸マンションなど)
・分譲マンション
順番に解説します。
戸建住宅
結婚と同時に戸建住宅を購入する人もいれば、賃貸に住みながら子供の成長に合わせて購入するケースなど様々です。
戸建住宅は将来の暮らしの変化を考慮する必要があるものの、より自分たちのライフスタイルに合った住環境を実現できることが特徴といえます。
賃貸住宅(賃貸アパート・賃貸マンションなど)
自分たちのライフステージの変化に対応しやすいことが賃貸住宅の特徴であり「とりあえず賃貸で暮らす」という考えの方も多いでしょう。
家賃をもったいないと考えるかどうかは人それぞれなので、一生賃貸で暮らすのも一つの選択肢です。
分譲マンション
お住まいの地域や、地価の高いエリアでは分譲マンションも選択肢の一つです。
立地条件に優れ、戸建てに比べて売却がしやすいことが特徴に挙げられます。
一方、広さや増改築の制限について考慮が必要です。
20代でマイホームを購入するメリット4つ
20代でマイホームを購入するメリットをピックアップしていますので、自分たちの暮らしにどの程度良い影響があるかを考えながら見ていきましょう。
・住宅ローンの返済が早くなる
・住宅ローンの返済額が少なくて済む
・老後の資産形成ができる
・家賃負担が少なくなる
順番に解説します。
住宅ローンの返済が早くなる
20代でマイホームを購入するメリットの一つは、住宅ローンの返済が早くなることです。
25歳で返済期間35年の住宅ローンを組んでも、完済時の年齢は60歳と定年まで余裕があります。
老後資金を貯める期間があれば、生活にゆとりが生まれるでしょう。
住宅ローンの返済額が少なくて済む
住宅ローンの返済額が少なくて済むことも、メリットの一つです。
完済時の年齢を気にせず、返済期間を長く設定しやすいことが理由に挙げられます。
ただし、毎月の返済額を抑えられる一方、返済期間が延びるほど支払利息が増える点に注意が必要です。
老後の資産形成ができる
老後の資産形成ができる点も見逃せません。
先に述べた通り、返済期間を延ばして生まれる余裕資金を投資に回せますし、定年までに完済すれば老後資金も貯めやすいことが理由です。
家賃負担が少なくなる
家賃負担が少なくなることもメリットといえるでしょう。
頭金を貯めるまでは賃貸で暮らす考え方もありますが、その間の家賃を住宅ローンの返済に充てるケースも想定すべきです。
どちらが得かは状況によりますので、資金計画を含め専門家に相談することをおすすめします。
20代でマイホームを購入するデメリット3つ
一方で、20代でマイホームを購入するデメリットも存在します。
悪い面も想定した上で、購入のタイミングを検討して下さい。
・收入が低いと借入可能額も少なくなる
・ライフプランに不確定要素が生じる
・予算が少ないと理想の家づくりを実現できない
順番に解説します。
收入が低いと借入可能額も少なくなる
収入が低いと借入可能額も少なくなることがデメリットの一つです。
住宅ローンの審査基準である返済負担率は、年収により影響を受けることが理由です。
ただし、借入が少ない分、返済利息の負担も少なくなるので、悪い話ばかりではありません。
ライフプランに不確定要素が生じる
ライフプランに不確定要素が生じることもデメリットに挙げられます。
30代・40代に比べると、転職や離婚など生活の変化が起こりやすいことは否めません。
また、暮らしに対する価値観の変化もありますので、購入の際は家族で時間をかけて相談することをおすすめします。
予算が少ないと理想の家づくりを実現できない
予算が少ないと理想の家づくりを実現できない可能性にも考慮が必要です。
予算は年収や貯蓄額に影響を受けるので、20代の購入が予算面で不利なことは否めません。
ただし、優先順位の見直しや工夫を取り入れることで、理想に近い家づくりは可能です。
20代でマイホームを購入するポイント3つ
20代でマイホームを購入する上で、押さえておきたいポイントを紹介しますので、自分たちの家づくりに取り入れてみましょう。
・返済計画を入念に立てる
・優先順位や妥協点を決めておく
・実績のあるハウスメーカーに依頼する
順番に解説します。
返済計画を入念に立てる
一つ目のポイントは返済計画を入念に立てることです。
家計に無理のない毎月の返済額をもとに借入額を決めて下さい。
返済に追われる状況では、快適な暮らしとはいえません。
借入可能額=返済可能額ではないことに注意が必要です。
優先順位や妥協点を決めておく
優先順位や妥協点を決めておくことも重要なポイントです。
予算の中で理想の家を作るには、最低限の妥協は必要です。
妥協点を探る中で、悔いを残さないためにも、家族の中で優先順位を決めておくことをおすすめします。
実績のあるハウスメーカーに依頼する
実績のあるハウスメーカーに依頼することもポイントの一つです。
理想の家を形にするには、信頼できる建築パートナーの存在が必要不可欠です。
家づくりの悩みを相談することで、思いもよらない解決方法が見つかることもあります。
20代のマイホーム購入に関するよくある質問
20代のマイホーム購入に関するよくある質問をまとめています。
購入のタイミングでお悩みの方は、自分たちに置き換えて考えてみましょう。
・20代でマイホームを購入する際の頭金はいくら必要?
・20代独身で家を買うのは大丈夫?
順番に解説します。
20代でマイホームを購入する際の頭金はいくら必要?
20代でマイホームを購入する際の頭金は、購入金額の1~2割程度が望ましいのですが、フルローンでの購入も可能です。
頭金が無くても、購入をあきらめる必要はありませんが、貯金ゼロで購入できるわけではありません。
また、融資率による金利の優遇を受けられない可能性に注意が必要です。
20代独身で家を買うのは大丈夫?
将来の暮らしの変化を考慮すると、あまりおすすめできません。
現在と将来の暮らしを考えて、自分にとって最適なタイミングで購入することが重要です。
まとめ:20代のマイホーム購入で後悔しないために
20代でマイホームを購入することは珍しい話ではありません。
ただし、購入を後悔しないためには、現在の暮らしと将来の暮らしの変化を考慮することが重要です。
ライフステージの変化をイメージしながら、家族で時間をかけて相談することをおすすめします。
自分たちだけで答えが出ない場合は、専門家に相談してみましょう。
アイフルホームでは、資金計画を含め、家づくりの相談会を実施しています。
マイホームのことでお悩みの方は、お気軽に相談会へ足をお運び下さい。
※金利や制度は2022年3月時点のものです。
コラム監修者情報
木場昌也
二級建築士/ 1級施工管理技士
【現場管理】注文住宅・店舗 110棟
【販売】注文住宅 79棟
入社歴23年。8年現場監督経験を経て営業職に。
震災後は県内の品質管理、着工数の平準化を図るため工事管理職に従事。また注文住宅の安定供給、品質賞の受賞に携わる。
その後、ZEH普及、高気密・高断熱商品の開発、販売、店長職を兼任。